隣人の甘い誘惑
A real story from our community

私、山田彩は、29歳のフリーランスライター。今日も、自宅で原稿を書いていた。
「あら、また、宅配便?」
インターホンが鳴って、出てみると、隣の部屋から、佐々木さんが顔を出した。
「はい、ちょっと…」
「最近、よく来ますよね。何を、買ってるんですか?」
佐々木さんは、32歳の独身男性。いつも、スーツ姿で、爽やかな笑顔をしている。
「ええと、仕事の道具とか…」
「へえ、フリーランスって、大変ですよね」
佐々木さんは、にこりと微笑んだ。
「そういえば、彩さん、今日の夜、時間、ありますか?」
突然の誘いに、びくりとした。
「えっ? どうして?」
「実は、ちょっとしたパーティーを、部屋で開くんです。気の合う友人たちを、集めて」
「パーティー?」
「ええ、軽い感じで。彩さんも、よかったら、来ませんか?」
私は、迷った。でも、最近、人と話す機会も少なかった。
「じゃあ、ちょっとだけ…」
「嬉しいです。じゃあ、夜7時からで」
夜、私は、佐々木さんの部屋のドアをノックした。
「いらっしゃい。彩さん、来てくれて、嬉しい」
部屋の中は、キャンドルの明かりで、ロマンチックな雰囲気だった。
「他の人は?」
「実は、今日は、彩さんを、一人でお招きしたんです」
突然の告白に、どきりとした。
「えっ? でも、パーティーって…」
「ごめんなさい。でも、正直に話したくて」
佐々木さんの目が、真剣に輝いていた。
「実は、彩さんのことが、気になってたんです」
「私のこと?」
「ええ、廊下で会うたびに、なんとなく」
私は、顔が熱くなるのを感じた。
「でも、私なんか…」
「違います。彩さんは、素敵です。静かで、でも、芯がある」
佐々木さんは、私の手を、そっと取った。
「突然で、驚かせて、ごめんなさい」
「いえ…でも、私、人見知りで…」
「わかってます。だから、無理に、とは言わない」
でも、佐々木さんの優しさに、私の心は、少しずつ開いていった。
「料理、作ってみました。彩さんのために」
テーブルには、手の込んだ料理が並べられていた。
「素敵…」
「喜んでくれて、嬉しい」
私たちは、向かい合って、座った。
「彩さんは、どんな男性が、タイプなんですか?」
食事をしながら、佐々木さんが聞いた。
「そうですね…優しくて、でも、頼りになる人」
「僕は、どうですか?」
突然の質問に、どきりとした。
「えっ? それは…」
「ごめん、焦らせて」
佐々木さんは、笑った。
「実は、今日は、彩さんに、プレゼントがあるんです」
食事を終えて、佐々木さんが言った。
「プレゼント?」
「ええ、ちょっとしたものですが」
彼は、小さな箱を、私に差し出した。
「開けてみてください」
箱の中には、美しいブレスレットが入っていた。
「きれい…」
「彩さんに、似合うと思って」
「でも、こんなに、高そうなもの…」
「気持ちです。受け取って、くれますか?」
私は、頷いた。
「つけてみましょうか?」
佐々木さんが、私の手を取り、ブレスレットをつけてくれた。
「本当に、似合います」
「ありがとう」
私たちは、見つめ合った。
「彩さん」
突然、佐々木さんが、私に近づいた。
「ちょっと、近くに、来てもいいですか?」
私は、黙って、頷いた。
佐々木さんの唇が、私の唇に重なった。
「ん…」
最初は、優しいキスだった。でも、次第に激しさを増していった。
「彩さん、君は、素敵だ」
佐々木さんは、私の髪を、優しく撫でた。
「私も…佐々木さんのこと…」
私は、自分の気持ちに、素直になった。
「奥に、行きましょう」
佐々木さんに、手を引かれて、寝室へ向かった。
「怖くない?」
「少し…でも、いい」
私は、覚悟を決めた。
「綺麗だよ、彩さん」
服を脱ぎ捨てると、佐々木さんの視線が、私の体を這った。
「恥ずかしい…」
「違う。君は、本当に、美しい」
彼の言葉に、私の体は、熱くなった。
「感じるところ、知りたい」
佐々木さんの指が、私の敏感な部分を探っていく。
「あ…そこ…」
「ここが、好き?」
彼は、私の反応を確かめながら、私を高めていく。
「もう、我慢できない」
佐々木さんは、私の上に重なった。
「大丈夫?」
「はい…」
私たちは、ゆっくりと、一つになった。
「ああっ…」
痛みと、快感が、同時に走った。
「彩…君は、素敵だ」
佐々木さんの動きに合わせて、私の体は、自然に反応した。
「一緒に、行こう」
佐々木さんの声が、耳元で響いた。
私たちは、同時に、頂点に達した。
「あああっ…」
私は、彼にしがみついた。
後で、私たちは、静かに抱き合った。
「彩さん、ありがとう」
「私も、ありがとう」
でも、私たちの関係は、これからどうなるのだろう。
「また、会えるかな?」
佐々木さんが、不安そうに聞いた。
「はい、もちろん」
「でも、隣同士だから、気まずくなったら…」
「違うわ。私は、佐々木さんのことが、好きなの」
私は、彼の頬に、キスをした。
翌朝、私は、自宅のベッドで目を覚ました。
佐々木さんは、もう、帰っていた。
でも、枕には、彼の香りが残っていた。
「おはよう」
廊下で、佐々木さんと会った。
「おはようございます」
私たちは、互いのことを、知っている。
「今夜、また?」
佐々木さんが、小声で囁いた。
「はい」
私は、微笑んだ。
隣人との秘密の関係。
でも、私は、この甘い誘惑が、好きだった。
『隣人の優しさに、私は、心も体も、委ねてしまった』




