上司の甘い罠
A real story from our community

私、高橋美咲は、27歳の営業事務。今日も、残業で、オフィスに残っていた。
「また、残業か」
突然の声に、振り返ると、そこには、部長の佐藤が立っていた。
「部長、まだ、いらっしゃったんですか?」
「ああ、ちょっと、書類をね」
佐藤部長は、45歳。いつも、厳しい印象だった。
「美咲、君は、よく働くな」
部長が、私のデスクに近づいてきた。
「ありがとうございます」
「でも、時には、息抜きも、大切だよ」
突然の優しい言葉に、どきりとした。
「はい…」
「実は、今日は、君に、話があって」
部長が、私の前に立った。
「話?」
「ええ、ちょっと、ここでは、話しにくいんだけど」
私は、不思議な予感を感じた。
「会議室なら、空いてますけど」
「うん、そうしてくれ」
会議室に入ると、部長は、ドアを閉めた。
「実は、君のことが、気になってたんだ」
突然の告白に、驚いた。
「私のこと?」
「ああ。君は、真面目で、優しくて、でも、時々、切なそうな顔をする」
部長の目が、私を見つめていた。
「でも、部長、私たち…」
「わかってる。上司と部下だ。でも、今夜だけでも、付き合ってくれないか」
部長の表情は、真剣だった。
「どういうことですか?」
「君のことを、もっと知りたい。プライベートで」
私は、迷った。でも、部長の真剣な表情に、心を動かされた。
「わかりました」
「本当に?」
部長の顔が、喜びに輝いた。
「でも、これは、私たちだけの秘密です」
「もちろん」
「じゃあ、仕事が終わったら、どこかで、飲みに行かないか」
「はい」
私たちは、残業を終えて、近くのバーに向かった。
「君は、いつも、こんなに、遅くまで働いてるのか?」
バーのカウンターで、部長が聞いた。
「はい、まあ…」
「それは、よくない。体を、壊すよ」
部長は、心配そうに言った。
「実は、君のことが、気になってたのは、久しぶりなんだ」
「久しぶり?」
「ああ、妻に死なれてから、誰かを、こんなに気にしたのは」
突然の告白に、どきりとした。
「奥様が…?」
「ええ、3年前に、病気でね」
「ごめんなさい、突然、重い話をして」
「いえ…」
「でも、君には、話したかった。本当のことを」
部長の目が、悲しそうに細められた。
「部長、私…」
「美咲、今夜、君の家に、上がってもいいか?」
突然の言葉に、驚いた。
「えっ? でも…」
「ごめん、無理を言って」
でも、部長の切なそうな表情に、心を動かされた。
「わかりました」
私は、小さく頷いた。
「本当に?」
部長の顔が、喜びに輝いた。
「でも、これは、私たちだけの秘密です」
「もちろん」
私たちは、タクシーで、私のアパートに向かった。
「狭いところですが」
「いや、君の匂いがして、落ち着く」
部長は、部屋を見回した。
「お茶でも、入れますね」
「ありがとう。でも、それより、君のことが、見たい」
突然、部長が、私に近づいた。
「部長…?」
「美咲、君は、素敵だ」
部長の手が、私の頬に触れた。
「最初から、君には、惹かれていた」
「でも、私…」
「無理強いは、しない。でも、今夜だけでも、付き合ってくれ」
私は、頷いた。
部長は、私を優しく抱きしめた。
「温かい…」
彼の体からは、微かなシャンプーの香りがした。
「美咲、君は、大切にしたい」
「部長…」
私たちは、自然に、唇を重ね合った。
「ん…」
最初は、優しいキスだった。でも、次第に激しさを増していった。
「もっと、君を知りたい」
部長の手が、私のブラウスに伸びた。
「ダメ、こんなに…」
「大丈夫。優しく、するから」
ボタンが、一つずつ外されていく。
「あ…」
「綺麗だよ、美咲」
部長の視線が、私の肌を這った。
「恥ずかしい…」
「違う。君は、美しい」
彼の言葉に、私の体は、熱くなった。
「感じるところ、知りたい」
部長の指が、私の敏感な部分を探っていく。
「あ…そこ…」
「ここが、好き?」
彼は、私の反応を確かめながら、私を高めていく。
「もう、我慢できない」
部長は、私の上に重なった。
「大丈夫?」
「はい…」
私たちは、ゆっくりと、一つになった。
「ああっ…」
痛みと、快感が、同時に走った。
「美咲…君は、素敵だ」
部長の動きに合わせて、私の体は、自然に反応した。
「一緒に、行こう」
部長の声が、耳元で響いた。
私たちは、同時に、頂点に達した。
「あああっ…」
私は、彼にしがみついた。
後で、私たちは、静かに抱き合った。
「美咲、ありがとう」
「私も、ありがとう」
でも、私たちの関係は、これからどうなるのだろう。
「また、会えるかな?」
部長が、不安そうに聞いた。
「はい、もちろん」
「でも、会社では、普通の上司と部下だから…」
「わかってます。でも、私は、部長のことが、好きなの」
私は、彼の頬に、キスをした。
翌朝、私は、彼の腕の中で目を覚ました。
「おはよう」
「おはようございます」
部長は、優しく微笑んだ。
「今日から、どうする?」
「変わらない。でも、また、会いたい」
私は、頷いた。
「じゃあ、会社では、秘密だ」
「はい」
私たちは、約束を交わした。
会社では、いつもの上司と部下。
でも、夜は、愛し合う二人。
上司の甘い罠に、私は、完全に、ハマっていた。
『上司の優しさに、私は、心も体も、委ねてしまった』




