女友達との、禁断の夜

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女友達との、禁断の夜

沙織とは十年以上の親友だ。モデルのようなスタイルで、いつも私の憧れだった。何でも話せる唯一無二の存在——そう信じていた。

ある日、私の部屋で女子会。ワインを傾けながら恋愛談に花を咲かせ、別れた彼氏の愚痴をこぼしていた。

「もう男はこりごり。沙織と付き合っちゃおうかな」

冗談のつもりが、彼女は真剣な眼差しで言った。

「いいよ」

「え?」

「ずっと美咲のことが好きだったから」

突然の告白に言葉を失った。まさか彼女がそんな想いを抱いていたとは。

「嘘でしょ?」

「本当よ。君が彼氏と幸せそうな姿を見るのが辛かった」

零れた涙に動揺した。


沙織が隣に座り、震える手を重ねてきた。

「一度だけ……触れさせて」

切ない声に頷いたのは酒のせいか、同情か——自分でもわからなかった。

彼女の唇が優しく重なる。男性とは全く異なる柔らかな感触。戸惑いながら受け入れた。


自然とベッドへ。沙織は衣を丁寧に脱がせてくれた。まるで宝物を扱うように。

裸身を晒し合い、彼女のしなやかな肢体に見とれる。彼女の指が撫でる肌に未知の快感が走った。同じ女性だからこそ知る悦びの場所を。

「沙織…」「美咲……綺麗」

胸先に舌が触れた時、穏やかな温かい快感に声が漏れた。男性との関係では味わえない感覚。


名前を呼び合いながら一つになる。性的欲望より魂の交わりに近い神聖な行為だった。

幾度も身体を重ね、初めて真に愛される喜びを知った。


翌朝、隣で眠る沙織を見つめながら考えた。この関係で親友には戻れないかもしれない。だが後悔はない。禁断の夜が真の愛の意味を教えてくれたのだから

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